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タミフルが新型インフルエンザには効かない?

患者と話している医者

タミフルは、新型インフルエンザには効かない話を良く耳にしますが、日本の政府は新型インフルエンザウイルスに対してタミフルは有効として、国民全体の45%以上に相当する6,800万人分強のタミフルなどを備蓄しています。
しかし、現実には、H5N1型亜種やH7N9型などはタミフルに対する耐性を有するインフルエンザウイルスが確認されており、日本国内でもタミフルが効き難いH1N1型が確認されています。
加えて、中米のグアテマラのコウモリから検出された新型インフルエンザウイルスのH17N10型は、全く新しい17番目のヘマグルチニンと10番目のノイラミニダーゼを有しており、タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害薬への耐性の有無すら解明されてい無いのが現実です。
インフルエンザは、人の1,000倍を超える確率で引き起こされる抗原性連続変異を繰り返しながら、突如として抗原性不連続変異を引き起こし全く新型のウイルスに生まれ変わり、パンデミックを引き起こし多くの人の命を奪います。
その為、インフルエンザの最大の脅威は、突然新型ウイルスが現れる為に対策や準備が出来無い事にありますが、H7H9型は全く話が異なります。
インフルエンザは、一般的にウイルス株が手に入れば数カ月の製造期間は必要としますが、ウイルスに対するワクチンが製造され流行に備える事が出来ますが、H7H9型は2013年3月中国で確認されて以来、未だにワクチンが開発されてい無いのが現状です。
H7H9型は、エンベロープ上のヘマグルチニンが突然変異を引き起こし、人のタンパク質と非常に似ている事で人の免疫システムがほとんど機能し無い為、ステルスウイルスと呼ばれています。
この様に、従来のインフルエンザウイルスと全く違う機能を持った新型インフルエンザウイルスが数多く出現すると、タミフルの効かないインフルエンザウイルスも更に増える可能性があります。

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